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2007.7.6更新

終了しました 

      第6回 画像電子学会 プロフェッショナル養成セミナー        
テーマ:「拡張色空間とカラーマネジメント技術」

     


   カラー画像機器の高画質化や色再現技術の進展は著しく、より広い色再現域の画像機器も出現して来ました。このような色再現域の拡大に伴い、画像の入出力・表示機器間での色の整合性を管理するカラーマネジメント技術の役割もますます重要となってきております。また、色再現は観察環境光に大きく左右されます。この影響を制御するため、人間の視覚を考慮したカラーアピアランス・モデルが提案されております。今話題のWindows Vistaで採用されたカラーマネジメントシステムWCSの基盤技術についても触れていただきます。本セミナーでは各第一人者よりこれだけ聞けば分かる最新の技術を解説していただきます。奮ってご参加ください。

<対象者>
  当セミナーは、若手からベテランまでの画像機器に携わっておられる方々や興味を抱いておられる方々を対象としたプログラムです。是非ご参加くださいますよう、お願い申し上げます。


●開催日時 : 2007年7月20日(金) 9:30〜17:15
●場    所 : 日本印刷会館 202−203会議室
         (地 図 http://www.jfpi.or.jp/kaikan/map.html)有楽町線 新富町駅から徒歩約2分。
             ※上記地図の築地駅3番出口は4番出口の誤りです。ご注意ください。      
●定   員 : 80名(定員になり次第締切りますので、お早目のお申し込みをお勧めします。)
●参 加 費 :
      会員(賛助会員、協賛学会会員含)10,000円, 学 生 1,000円, 非会員 13,000円
      会員(長期継続特典利用の方)   1,000円
       ・参加者には資料としてテキスト、カラーで見やすいCD-Rによる講演資料の電子ファイル
      (パスワード付)を用意する予定です。
●お申込み先等  :
    〒105-0012 東京都港区芝大門1-10-1 全国たばこビル6F 「第6回プロ養成セミナー事務局」
    TEL:03-5403-7571, FAX:03-5403-7572, E-mail:kikaku@iieej.org
   下記事項をご記入の上、FAX又はE-mailにてお申し込み下さい。
   参加者氏名、会社/大学/団体名、所属部課名、資格(会員/学生会員/非会員 協賛学会名など)、
   連絡先(郵便番号、住所、電話、FAX、E-mail など)、請求書の有無
   ・申し込み締め切り :  資料の準備のため 2007年7月13日までにお願いします。
●主催:画像電子学会 
●協賛:日本印刷学会,日本画像学会,日本写真学会,映像情報メディア学会,情報処理学会,電気学会, 電子情報通信      学会,CG-ARTS協会,SCCC

【プログラム】
09:30-09:35   開会挨拶  企画委員長 関沢秀和(東芝テック画像情報システム)

■ カラーマネジメント技術と入力デバイス色彩設計 座長:関沢 秀和(東芝テック画像情報システム)
09:35-10:50 カラーマネジメント技術概論             キヤノン  河村 尚登
広色再現域の画像入出力機器の出現、色順応を考慮したカラーアピアランスモデルの実用化、分光画像処理の登場等でカラーマネジメント・システム(CMS)は、より高精度/ロバストネスへ技術革新を続けている。ここではこれらの概要を、特にシステム側から見たCMS要素技術や課題について説明する。

10:55-12:10 基本色空間と入力デバイスの色彩設計
-人の視覚系をもとに色空間を考える-      小寺イメージング研究室  小寺 宏曄
人の視覚系は、n次元の分光入力をたった3つのセンサで3次元空間に射影して色を知覚するが、複雑な分光分布の形状は識別できず同じ色に見える(メタメリズム)。この射影子が張る基本色空間について解説し、入力デバイスの色彩設計への応用例を紹介する。
 

昼食

■デバイスにおける拡張色空間とカラーマネジメント          座長:加茂 竜一(凸版印刷)
13:10-14:25 拡張色空間の動向と広色域表示技術              三菱電機  染谷 潤
近年の液晶ディスプレイは、これまで一般的に用いられてきたCRTの性能を基準に標準化された色空間より広い色域を表示できるようになり、拡張色空間の標準化も進められている。ここでは、拡張色空間の国際標準化動向、ならびに広色域表示技術について解説する。

14:30-15:45 カラープリンタのカラーマネジメント
- カラーマネジメント標準化とカラープリンタ -     富士ゼロックス  仲谷 文雄
画像電子機器のディジタル化によりカラーマネジメント規格が次々に標準化されている。プリンタ開発に携わる技術者に必要となりつつある、マルチメディア・カラーマネジメントの概念の全体像と、プリンタを中心にしたカラーマネジメントの知識の概要を解説する。

休憩

■カラーアピアランス・モデル                      座長:鈴木 博顕(リコー)
15:55-17:10 カラーアピアランスモデルと国際標準化動向
-CIECAM02の概要-                    千葉大学  矢口 博久
異なる画像メディア間での色情報伝達、色再現に欠かせない色の見えモデルCIECAM02の概要とその利用の方法について解説する。

17:10-17:15   閉会挨拶  鈴木 博顕(リコー)