■ [a 46] 短波無線写真伝送方式の受信画
短波無線による長距離写真伝送方式の変遷は、フェージングとの戦いの歴史である。戦前の振幅変調(Amplitude Modulation)、時変調(Time Modulation:PWM相当)から、戦後の副搬送波周波数変調(Sub Carrier Frequency Modulation)、さらには直接周波数変調(Radio Frequency Carrier Shift: Direct FM) へ移行した。これらに対応する受信画例を以下に示す(# 番号は,丹羽保次郎博士資料室、写真資料一覧表の整理番号)。
なお丹羽保次郎博士資料室、写真電送の進歩にも、各種伝送方式に対応する受信画が収められている.

 

 

 

振幅変調(AM)受信画 (#0404)
S11.09ベルリン−東京
ベルリンオリンピックの後に引き続いて
行われた電送試験(b1),(14)

時変調(TM)受信画 (#0407)
S11.09ベルリン−東京
ベルリンオリンピックの後に引き続いて
行われた電送試験(b1),(14)

副搬送波周波数変調(SCFM)受信画
昭和25年9月サンフランシスコ−東京
富士山の飛び魚古橋選手
日米写真電送業務再開の頃[a27],(b5),(15)

直接周波数変調(RFCS)受信画(#0002,#2012)
S32.03.08 南極昭和基地―東京(16)
南極越冬隊の生活